関西発「スポーツCAFE」

フォローする

C大阪の新星・坂元 痛快ドリブル、攻撃で存在感

2020/9/19 3:00
保存
共有
印刷
その他

今季加入した坂元(右)は今やC大阪に不可欠な戦力だ(9日)=共同

今季加入した坂元(右)は今やC大阪に不可欠な戦力だ(9日)=共同

J1のC大阪は堅守のイメージが強いが、攻撃陣にも有望な新星がひしめく。なかでもまばゆい輝きを放つのが、今季J2山形から加入した大卒2年目の23歳、MF坂元達裕だ。右サイドハーフで切れ味鋭い動きを連発し、チームリーダーの清武弘嗣に引けを取らない存在感をみせている。

8月23日、坂元は恩人の木山隆之監督が率いる仙台を鮮やかにかきまわした。19分、右サイドの敵陣深くまで切り込んで相手DFの目線を一身に引きつけてから、ゴール前の清武へ高精度のクロスを供給。清武の先制ゴールを引き出した。

1-1の60分には清武のスルーパスに反応。敵陣右サイドからゴール前へ一気に斜行し、寄せてきた相手DF2人の間を利き足の左で射抜く技ありの決勝ゴールを決めた。

坂元は昨季、東洋大から山形入り。当時、山形の指揮を執っていた木山監督に抜てきされ、42試合に出場して7得点をマークした。今季は木山監督が仙台、自身はC大阪へ。期せずしてJ1の舞台で「再会」がかなった坂元は「昨季自分が試合に出て活躍できたのも木山さんのおかげ。きょうは感謝の思いを結果で見せたかった」。1ゴール1アシストで恩返しを果たした。

東京都出身の坂元は中学時代にFC東京の育成組織で育ったが、ユースに昇格できず、群馬・前橋育英高に進学。8月9日のFC東京戦では古巣に成長した姿を見せた。相手DFの小川諒也が「坂元がキーマンなので、タイトにいった」と話したように、激しいマークに遭いながらも相手に脅威を与え続けた。11分、清武のクロスにゴール前へ猛然と走り込み、ダイレクトシュート。これはFC東京の育成組織時代の後輩、波多野豪の好セーブに阻まれたが、その後も得意のドリブルで右サイドを幾度も崩した。

適度にボールをさらし、相手が食いついてきた瞬間に鋭い切り返しで振り切るスタイルは見ていて痛快。最近は相手がファウル覚悟で止めにかかるシーンも増えた。「自分のマークが厳しくなればほかが空くから、チームとしてのチャンスが広がる」と、徹底マークを歓迎する。

スペイン出身のミゲルアンヘル・ロティーナ監督も「守備が強化された現代サッカーでは1対1で組織を壊せる選手が必要。タツ(坂元)はその能力を持っている」と賛辞を惜しまない。「将来は欧州でプレーできる可能性が十分にあるが、我々がいる間はタツのプレーをもっと楽しみたいね」。知将の言葉が、今のチームに不可欠な存在となったことを物語っている。

(田村城)

関西発「スポーツCAFE」をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

サッカーのコラム

電子版12bet国际平台スポーツ12bet国际平台

関西発「スポーツCAFE」 一覧

フォローする
今季加入した坂元(右)は今やC大阪に不可欠な戦力だ(9日)=共同共同

 J1のC大阪は堅守のイメージが強いが、攻撃陣にも有望な新星がひしめく。なかでもまばゆい輝きを放つのが、今季J2山形から加入した大卒2年目の23歳、MF坂元達裕だ。右サイドハーフで切れ味鋭い動きを連発 …続き (9/19)

4日のC大阪戦でJ1最多出場記録を更新したG大阪の遠藤。「(自身は)チームの駒にすぎない」と言い切り、若手とのポジション争いに全力で立ち向かう=共同共同

 「王貞治の756号本塁打を球場で目撃した」「辰吉丈一郎と薬師寺保栄の激闘を会場で見た」――。スポーツファンにとって、歴史に残る名場面をじかに見た経験は生涯の財産だ。選手の躍動感に会場の熱気、うたげの …続き (7/11)

ユニホームを着た選手らが配達を代行する=FC淡路島提供

 兵庫県洲本市が拠点のサッカークラブ、FC淡路島が新型コロナウイルス禍にあえぐ市内の飲食店をサポートしようと弁当などの配達代行サービスを始めた。12bet交流群貢献の新しい形として地元の関心を呼んでいる。
 洲本飲 …続き (6/14)

ハイライト・スポーツ

[PR]